「やきざかなののろい」
『きらわないでくれ~ ちゃんと たべてくれ~』
おどろおどろしい題名と表紙の絵本です。娘は、「これ恐いの…?」とおそるおそる手に取っていました。見た目の印象とは違い、怖くもなく面白いのでご安心を。
焼き魚が嫌いな少年が、食べたふりして焼き魚をぐちゃぐちゃにして残します。そこから焼き魚のストーキング開始。寝ても覚めても少年にまとわりつきます。ギョロ目の頭だけ形を保った、骨だけの焼き魚。これだけでもある意味恐怖ではありますが、ポップな絵のおかげで恐くは感じません。紆余曲折経て、最後には不思議と焼き魚大好きになるので、親としてはありがたい絵本です。
表紙は真っ黒なので恐そうですが、中身の絵はポップです。遠近法をがっつり使った焼き魚の躍動感が笑えます。めっちゃ飛びます。動きます。
小食&偏食の我が娘。お魚もあまり箸が進むメニューではありません。親としては何とか食べさせたい食材です。DHAとかなんとか…。お魚に限らず、食べ物の好き嫌いが始まったお子さん向けに、楽しく読める絵本です。娘は「これ、すごい面白いんだよ!怖くないから読んでみて!」とパパにおススメしてました。
「やきざかなののろい」
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