絵本ですくすく

5歳から娘と毎日お気に入りの絵本探し。絵本の感想日記。現在6歳。

「アイ・アイ・アイスクリーム・ショー!」

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『アイスよ アイスよ アイスさん きょうの わたしに ぴったりな アイスは なあに?』

 

アイスクリーム屋さんでメニューに迷う女のコ。

迷っていると、不思議なアイスクリームのショーへワープ!

司会のスプーンが、次々にアイスたちを紹介していきます。

色とりどりのアイスたちが、歌ったり、踊ったり、漫才したり、キャンドルサービスしたり、なんと、ワイヤーアクションまで見せてくれます。

アイスたちは、自己紹介がてら次々にショーを繰り広げていきます。

 

絵本の厚さ的にはいたって普通の厚さですが、それぞれのページがアイスたちの渾身のアピールになっているので、読みごたえがバッチリの絵本です。

本当にショーを1本見た気分。

七五調でダジャレが満載、口に出して読みたくなります。

言葉遊びができるようになってから読んだほうが楽しめる絵本です。

少女マンガっぽさもある絵も可愛らしくて、娘は一目で気に入りました。

パステル調の色味も、細かい衣装の凝り方も、細かいところまで眺めたくなります。

カーテンコールにはみんな勢ぞろいで、ドラムロールと共に女の子のご注文を待ちます。

この圧巻のページで、どのアイスが食べたいか、親子でコミュニケーションを取りたくなるページです。

スタンダードなカップアイスも、ソフトクリームももちろんですが、モナカとかの変化球も捨てがたい。

何より急遽アイスと合体したパフェが最強でしょうか。

宝塚ばりのデュエットしながら合体する、パフェとアイスが見ものです。笑

 

「アイ・アイ・アイスクリーム・ショー!」

文 林木林   絵 わたなべ あや

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「ぎょうざのひ」

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『きょうだけは はやく かえるの。』

 

ずいぶん前にEテレの”テレビ絵本”で見てから、娘が大好きな絵本です。

これも借りるのは何度目か。

3人きょうだい力を合わせて手作り餃子をお手伝いするお話です。

よーくこねたら、それぞれ成型。

皮が破れてもご愛敬。

定番の扇形だけでなく、四角に巾着型に、お花型、UFO型まで!

これを見ているだけでも、子供は作りたくなっちゃいます。

大人は、ビール片手に一杯やりたくなります。

 

うちの娘もそうですが、お料理のお手伝いをしたいお年頃。

餃子の成型なら、火を使う工程じゃないので目を離しても大丈夫。

この絵本を読んでから、うちも餃子は皮から手作り派になりました。

皮から作ると、伸びがいいので破れにくくて包みやすいです。

手間は増えますが、何よりモチモチで美味しい!(そして安上がり)

そこまで大変ではないので、皮からの手作り、おススメです。

娘も絵本のように、UFO型や、猫ちゃん型やチューリップ型など、楽しんで作っています。

うちではこの絵本の影響で、「今日はーー?」と聞くと、「餃子の日ー!」とまるで合言葉になっています。

 

この絵本、絵も暖色系で統一されていて、温かみを感じます。

そして、部屋の中の様子も、子育て真っ最中のリアルに描かれていて安心します。笑

おもちゃがガチャガチャ転がっていたり、ハンガーが落ちてたり、段ボールがそのままだったり。

そうそう、日々の生活に追われていると、そんなにオサレな状態で暮らしてなんていられません。笑

 

きょうだいでケンカになっても、美味しい餃子を食べるととっても幸せ。

でも、何より、美味しいものを家族で笑顔で楽しく食べられることが、何よりも幸せ。

そんな家族のあったかさが描かれている、心もほっこりあったまる素敵な絵本です。

 

「ぎょうざのひ」

かとう まふみ

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「これはのみのぴこ」

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『これは のみの ぴこの すんでいる ねこの ごえもん … 』

 

Eテレの「テレビ絵本」で久しぶりに観たので借りました。

1年前にも一度借りて読んであげていたのですが、また新しい楽しみ方が出来た様子。

 

えー、深い含蓄を味わう絵本ではありません。

ページを追うごとに数珠つなぎに増えていく登場人物を読んでいく絵本です。

脈絡のない人物たちを読んでいくうちに、絶対に噛まずに読みたくなる絵本。

それでいて、なんとなくどんどん早口で読むことに挑戦していきたくなる絵本。

さらに言えば、どんどん増える1ページ分の文を一息で読んでしまいたくなる不思議な絵本です。

息継ぎしたくなくてムキになってしまう。笑

内容の突拍子のなさもさることながら、四苦八苦しながら読む親の様子こそを、子供が楽しむ絵本とも言えるかも。

小さな小さなのみの”ぴこ”から、どんどん世界が広がっていきます。

でも最後にはしっぽり納まるところに納まる、よくできた不思議な絵本です。

 

この絵本、1年前にもテレビ絵本で観た際に借りたことがありました。

本人は読みながら思い出したようですが、その時と違うのは自分で読むようになったこと。

大人も子供も挑戦したくなる絵本だというのは(我が家では)共通のようで、何度も音読しています。

そう、音読したくなるんです。

そしてやっぱり早口になっちゃう不思議。笑

噛んでしまっては、「あぁー!」と楽しそうに残念がっています。

そのうち暗唱してしまいそう。

子どものほうがあっという間に吸収するんですよねー。

ちょっと不思議な、でもとっても楽しめる絵本です。

脈絡がない分、連なる言葉の響きだけを純粋に味わう事ができるので、結構小さな子供でも楽しめると思います。

親御さんは頑張って読んであげてください。笑

 

「これはのみのぴこ」

谷川俊太郎・作  和田誠・絵

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「アニマルバスとパンやさん」

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『おいしーい!ぼく、こんな おいしい パン、はじめて!』

 

アニマルバスシリーズらしいです。

パンダ柄のバス、ファンファンが活躍するお話です。

丘の上のとっても美味しいパン屋さんにたどり着いたファンファン。

きつねさんが作るそのパンの美味しさに感激しますが、なんと、閉店することが決まっているそうで。

ファンファンと可愛い仲間たちがパン屋さんのためにひと肌脱ぐことに。

 

子どもが好きそうな可愛らしい絵本です。

思いやりにあふれたほっこりする内容もさることながら、絵が可愛い!

今風のファンシーでキュートな(古)絵が女児に受けること間違いなしな絵本です。

表紙の裏には、きつねさん力作の美味しそうなパンがずらり。

これはまるで…「からすのパンやさん」だ!

時代の流れを感じるのは、そのパンの種類です。

ベーコンエピパンやキッシュなんて、当時の日本では見なかったハズ。

そしてきつねさんがパンを作るページが私は大好き。

バターを含ませて伸ばした生地をくるくるしたクロワッサン、カッターで格子模様をつけてメロンパン、湯煎したチョコをつめてチョココロネ、どれも工程が本格的に描かれます。

本当のパン屋さんのお仕事を見るような、子どものおままごと意欲を駆り立てるような、魅力的なページです。

 

ストーリー以外にも、細かく描かれた絵や、吹き出しや空想部分など、自分で読むには読みごたえもばっちりです。

 

「アニマルバスとパンやさん」

ぶん あさのますみ  え こてらしほ

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「だいぶつさま おまつりですよ」

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『ほほう、にぎやかですなぁ』

 

今度はお祭りつながりで。

こっちは仏さまたちの、仏さまたちによる、仏さまたちのためのお祭りです。

釈尊わたあめに千手たこ焼き、頭が良くなるもんじゃ…ならぬもんじゅ焼き。

俗っぽすぎない?笑

仏さまたちが屋台を構える様子も妙にリアルで、俗っぽくて、笑えます。

仁王様のかき氷屋さんのフレーバーは、いちご、メロン、レモン、さとり。さとり?!

さらっと悟れそうです。笑

そこへやってきた大きな大仏さま。

奈良からのお越しでしょうか。

大きすぎるがゆえ、なかなか上手にお祭りを楽しめません。

食べ物はひと舐め、お面はおでこのホクロ的なものを隠すだけ。

ちょっとしょんぼりの大仏さま。

ところがどっこい、大仏さまが大活躍する展開が待っています。

 

 

この絵本の作者は娘が大好きな”ゆでたまごひめ”の作者さんでした。

もう何度も何度も借りている、お気に入り絵本。

だからでしょうか、全然テイストの違うこの絵本も、「面白い!」と気に入った様子。

もちろん、絵を担当した方が違うため気付いてはいませんでしたが。

今回の絵を描いた方は、僧侶兼イラストレーターだそうです(!)

どうりでいろんな神様たちを描き分けられるハズ。

カラフルで鮮やかな挿し絵です。

特に花火のシーンは鮮やかさが際立ちます。

カラフルはカラフルでも、日本らしい色味のカラフルさ。

ひとつひとつの色は味のあるダークめの渋い色なのに、合わさると鮮やかでおしゃれなカラフルさ。

カバーの裏や表紙の裏には、神さま仏さま、おばけさんたちまでイラストがズラリ。

これは小学生でも楽しめます、というか、大人でも楽しめるだけでなく、かなり勉強になります。

修学旅行で訪れた時は何とも思わなかった仏閣も、歳をとると興味が湧くものですね。

それぞれの神さまの違いや意味などを知りたくなるのが不思議。

あぁ、もう一度京都や奈良に行ってみたい…。

 

この”だいぶつさま”シリーズ、他にもあるそうです。

探してみよっと。

 

『だいぶつさま おまつりですよ』

ぶん:苅田澄子

え:中川学

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だいぶつさま おまつりですよ [ 苅田澄子/文 ]
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「むしたちのおまつり」

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『きょうは むしたちの おまつりのひです。』

 

また、虫です。

たまたまなんですが…秋だからでしょうか。

 

虫たちの、虫たちによる、虫たちのためのおまつりが開かれます。

ストーリーというよりは、おまつりの様子を描いた絵本です。

でも、これが面白い。

葉っぱをくりぬいたお面やさんに、スズメバチたちの壺屋さん、フードコート?には花粉団子やジュースや木の皮が。

似顔絵を描くのは、私がこの夏ミニトマト栽培で苦しめられたハモグリバエの子供たち。(キィー!)

どのページもくまなく見たくなる、細かい描写に惹かれます。

 

そして、虫の選び方がマニアックです。笑

ハモグリバエこそ私はこの夏知りましたが、オトシブミとか、オサムシとか、私は知りませんでした。

この作家さんは昆虫博士的な方なんですね。

虫の絵本をたくさん手掛けているとか。

この”むしたち”シリーズは3作目だそうです。

虫の細かい説明書の紙までついていて、虫に詳しくなくても楽しめます。

というか、詳しくなります。

虫が好きなお子さんには絶対喜ばれると思います。オススメ。

 

前回の”イモムシかいぎ”のゆるっとした絵とは違い、こちらは結構がっちり描かれています。

苦手なクモのページで、私は震えました。

ポップなイラストではあるんですけどね。

絵は違う方が担当されているそうですが、細かな特徴をとらえていてすごいです。

 

お祭りの機会がなかなかなかったここ2年。

ちょっとでもお祭りの気分が味わえそうな1冊です。

 

『むしたちのおまつり』

得田之久・文 久住卓也・絵

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「イモムシかいぎ」

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『ソウデスナ ソウデスナ』

 

すっかり秋ですね。

秋にぴったりのほっこり絵本です。

早朝から始まる、イモムシたちの会議、”イモムシかいぎ”。

みんな葉っぱに議題を書きとめて集まります。

何を議題に挙げても、「ソウデスナ、ソウデスナ」と和やかに進行していきます。

ところが、一つの議題をきっかけに大紛糾。

さて、イモムシかいぎはどうなってしまうのでしょう。

 

 

虫は、キライです。

ですが、この絵本のイモムシたちはポップで愛らしいので大丈夫です。

スタンプのような版画のような、この挿し絵はどうやって描かれているんだろう。

優しいほっこりする風合いが、絵本の内容とピッタリです。

なにより、とってもカラフル!

どのページも背景までポップな色合いで可愛らしいです。

表紙の裏には、虫たちが持ち寄った、議題を書き込んだ葉っぱの数々。

それらを読んでいるだけで面白い。

”コトシノアキハ アメガオオイソウデス”

クモノスカラ ニゲルニハ セオヨギノ カッコウヲ スルトヨイ”

平和で可愛すぎます。

 

それから、一番最後のページには、なんと、”イモムシかいぎ”なる歌まで!

作曲の中川ひろたかさんって、どこかで聞いたと思ったら、「100円たんけん」や、「ランドセルがやってきた」の人だ!

 

調べてみたら、シンガーソングライターですって。

絵本も描けて、歌も作って歌えるってスゴ。

この”イモムシかいぎ”の歌を、娘とちょっと歌ってみたら、ハマってしまいました。笑

8分の6拍子の揺れるリズムに合わせて、

”イーモムーシ ムシムシー”

”イーモムーシ かーいぎー”

”イーモムーシ ムシムシ―”

”はーなしーあいー”

 

…シュールすぎるでしょ。

でも、歌ってみると耳から離れなくなります。

私は現在結構重度です。笑

この歌だけでも伝えたい、シュールで可愛い絵本です。

 

自分で読むなら年中から年長さんくらいからでしょうか。

会議の場面はコマ割りのようなページもあったり、手書き文字があったり、カタカナや文章量も少なくはないので、小さい子供には読み聞かせたほうがよさそうです。

 

『イモムシかいぎ』

さく・え 市居みか