『銀河のかたすみに、”キャベジ”という小さなわくせいがあります。』
小さなころ娘が好きだった、「しろくまのパンツ」の作者の作品です。
2人のユニット名なんですね。
”キャベジ”というキャベツそっくりの惑星に住む、架空の動物の図鑑です。
野菜や果物をもじった動物たち。
サイ風の”ハクサイ”、落花生でできたオットセイ風の”ラットセイ”、ピーマン風の”ピーマンドリル”。
それぞれの野菜や果物を張り合わせたような生き物がずらり。
その見た目の可愛らしさや滑稽さが笑えます。
ごぼうでできたゾウ風の生き物とか。
もちろんその名は”ごぞう”。細っ。
そして、その生態も詳しく描かれています。
キャベジ星のセンギリ草原に生息、とか。
あぁ、千切りね。
ちなみに、ゴマ粒のように小さな”ゴマアザラシ”は、体に脂肪を蓄えているらしい。
ごま油か!Σ(・ω・ノ)ノ!
子供が気づかないところまで楽しめるので、大人が読んでも面白いです。
架空の図鑑という意味では、”こびとづかん”に似ているかも。
語呂合わせやダジャレ大好き、こびとづかん大好きな娘にドンピシャです。
色味や挿絵もオシャレなので、ちょっとしたプレゼントとしても喜ばれると思います。
小さな子供が絵だけで見ても楽しめて、読めるようになったらまたさらに楽しめる、年齢問わない絵本です。
じっくり読み込める年齢なら、だいぶ時間をかけて何度も読みたくなる図鑑です。
「わくせいキャベジ動物図鑑」
tupera tupera
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