「うみの100かいだてのいえ」
『わたしの ふくや かみのけ みなかった?』
前回は借りれなかった絵本を見つけました。人気シリーズの海バージョン。
今回は海に落ちてしまった人形のテンちゃんのお話。海に沈みながらテンちゃんの身に着けているものは全て泡の中に吸い込まれてしまいます。なんと髪の毛まで!本体(?)のみになったテンちゃんはなかなかシュール。
泡のなかにはまたもや10フロアごとに違う生き物の家になっています。ラッコやイルカ、ヒトデ…海の生き物がいっぱい。テンちゃんは失くしてしまった服やアクセサリーを探しながら潜っていきます。
今回も家の様子の細かいこと。イルカの家では器用に魚をさばいてお寿司屋さんが…共食い?あ、イルカは哺乳類なのか。ウツボの家ではタコの足が食糧としてストックされています。え、タコの家ってさっき通ったけど…いいのか?そしてウツボと共生する小さなエビは、ウツボのフロアに身なりを整える係として暮らしているよう。エビフロアの階数は54.5階と、小さな部屋に間借りしてます。可愛い。見れば見るほど発見があるのが、このシリーズの楽しいところです。
深海に向かう海の家はそのイメージとは違って全体的にキラキラした内装イメージです。ウチの娘はこのシリーズが大好き。読み聞かせそのものよりも、絵を隅々まで見るのが楽しい様子。 一番のお気に入りはヒトデの家だそう。確かに、星型のピザは美味しそうだ。
「うみの100かいだてのいえ」
いわいとしお
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