「ランドセルがやってきた」
『もう、おにいさん なんだもんね。』
新しいピカピカのランドセルが届くお話です。まさにラン活(っていうらしいです)真っただ中の我が家にピッタリなお話。
ドラマティックなストーリーがあるわけではないのですが、ピカピカのランドセルを手にした子供の気持ちや行動がとってもリアルに描かれていて可愛らしいです。大人の私でも感じたので、きっと年長児にはもっと共感できる内容だと思います。
箱を開けて”ヘンなにおい”と感じたり、中身を入れたら”リュックサックとは違う、背中が引っ張られる感じ”がしたりするのは、子どもならではの感性ですよね。そのままお外に出たら、近所の人にたくさんホメられちゃったりして、子ども心をくすぐります。実際にランドセルを選ぶことや、小学校生活が楽しみになる絵本だと思います。おまけに、お辞儀でランドセルの中身をぶちまけるお約束つき。まさに年長さんに読んであげたい1冊です。
我が家は今週末にランドセルを選びにお店に行く予定です。今は赤と黒だけじゃないですもんね。親の方が迷ってしまいそうです。1回で決められるかしら。6年間使う、小学校準備の第一歩のランドセル。なんだか感慨深いですが、選ぶことから親子で楽しみたいと思います。
「ランドセルがやってきた」
文 中川ひろたか
絵 村上康成
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