「おふとんさんとねむれないよる」
『ねぇねぇ おふとんさん、おばけが でたら どうしよう。』
長い春休みが終わった…。ようやく幼稚園生活が始まり、久しぶりに記事を描ける時間が持てました。
前に借りたおふとんさんシリーズ。リラックマのキャラデザインを手がけた作者だそうです。娘が随分ハマったので、今回も借りてみました。
クマのクーちゃんが一人でおばあちゃんちにお泊りするお話です。田舎のおばあちゃんちって非日常でわくわくするけれど、古めかしくてちょっと怖い一面もあったりしますよね。特に夜は静けさと真っ暗さがより感じられるドキドキ感。子供の視点をよくとらえているなと思います。
そんな不安を優しく取り除いてくれるのが、おばあちゃんちのおふとんさん。今回も優しく優しく寄り添って包み込んでくれます。これでお化けも怖い夢も、夜中のおトイレまでも大丈夫と思えるかも。
今回も絵がほのぼのと可愛らしくて綺麗です。前作のパステル調なカラフルさとは違い、今回はビビットな色合いのカラフルさ。表紙が真っ暗なのがもったいないくらい。おばあちゃんちの話だからでしょうか、日本的な色合いで映えます。おふとんさんの柄もちょっとアンティーク。
夜の寝るのが怖くなり始めた年齢に、寝かしつけの前に読むのにうってつけの一冊だと思います。そして今回も、こんな優しさMAXな母親になりたいと思うのでした。
「おふとんさんとねむれないよる」
コンドウ アキ
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