「にんきもの いちねんせい」
『みんなが みんな にんきもの いちねんせい』
3月ですね。
コロナもあって、あっという間に過ぎてしまった園生活でした。
幼稚園や保育園からの小学校入学は大きな大きな変化ですね。
楽しみでもあり、きっとちょっぴり不安でもあり。
そんなタイミングで読むと、ちょっとホッとする絵本です。
14人の子供たちのいいところが描かれた絵本です。
みんなを元気にできるから、にんきもの。
なかまはずれをしないから、にんきもの。
おもいやりがあるから、にんきもの。
みんなをまもってくれるから、にんきもの。
一見、大人にとっても難しそうなことばかりですが、この絵本の素敵なところは、それぞれが具体的なところ。
大きな声で「おはよう」を言ってくれるから、みんなを元気にしてくれる。
みんなを誘ってくれるから、なかまはずれをしない。
困っていると助けてくれるから、思いやりがある。
嫌なことは「やめて」って言えるから、みんなを守ってくれる。
みんなきっと、いざその場になったらできることが1つは入っています。
だって、笑顔でいるだけでもみんなを幸せな気持ちにしてくれるんだから。
これができるだけで、きっと人気者になれると思ったら、小さな不安も吹き飛ぶかも。
最後には、だれでもみんな、にんきものになれますよ。の一言。
親も子供も入学に向けて元気づけられる、優しい絵本です。
「にんきもの いちねんせい」
え つちだ のぶこ
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