「ぎょうざのひ」
『きょうだけは はやく かえるの。』
ずいぶん前にEテレの”テレビ絵本”で見てから、娘が大好きな絵本です。
これも借りるのは何度目か。
3人きょうだい力を合わせて手作り餃子をお手伝いするお話です。
よーくこねたら、それぞれ成型。
皮が破れてもご愛敬。
定番の扇形だけでなく、四角に巾着型に、お花型、UFO型まで!
これを見ているだけでも、子供は作りたくなっちゃいます。
大人は、ビール片手に一杯やりたくなります。
うちの娘もそうですが、お料理のお手伝いをしたいお年頃。
餃子の成型なら、火を使う工程じゃないので目を離しても大丈夫。
この絵本を読んでから、うちも餃子は皮から手作り派になりました。
皮から作ると、伸びがいいので破れにくくて包みやすいです。
手間は増えますが、何よりモチモチで美味しい!(そして安上がり)
そこまで大変ではないので、皮からの手作り、おススメです。
娘も絵本のように、UFO型や、猫ちゃん型やチューリップ型など、楽しんで作っています。
うちではこの絵本の影響で、「今日はーー?」と聞くと、「餃子の日ー!」とまるで合言葉になっています。
この絵本、絵も暖色系で統一されていて、温かみを感じます。
そして、部屋の中の様子も、子育て真っ最中のリアルに描かれていて安心します。笑
おもちゃがガチャガチャ転がっていたり、ハンガーが落ちてたり、段ボールがそのままだったり。
そうそう、日々の生活に追われていると、そんなにオサレな状態で暮らしてなんていられません。笑
きょうだいでケンカになっても、美味しい餃子を食べるととっても幸せ。
でも、何より、美味しいものを家族で笑顔で楽しく食べられることが、何よりも幸せ。
そんな家族のあったかさが描かれている、心もほっこりあったまる素敵な絵本です。
「ぎょうざのひ」
かとう まふみ
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