絵本ですくすく

5歳から娘と毎日お気に入りの絵本探し。絵本の感想日記。現在6歳。

「どろぼうがっこう ぜんいんだつごく」

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『くまさかせんせい だつごくって どんなもんですか。』

 

タイトルからして穏やかではないこの絵本も娘が手に取った絵本です。親としてはいささか不安を感じるチョイスセンスですが…。

作者のかこさとしさんといえば、あの「からすのパンやさん」の作者です。おいしそうなパンがズラッと並んでて、子供の頃大好きだったなあ。そういえば、最近お亡くなりになったニュースの記憶があると思い、検索したら2018年でした。長く執筆された作家さんだったんですね。

どろぼうがっこう出身者のみんなが刑務所で過ごしているところから始まるのですが、この絵本は続編だったんですね。前作で全員刑務所に入った模様。あとがきを見ると、続編に取りかかる際、あんまりみごとな脱出法をかいてもし手本になったらマズいと悩んでいたら40年もかかったとのこと。作者のチャーミングな人柄がうかがえるあとがきでした。

タイトルの通り脱獄を企てるお話なのですが、これは5歳には難しい!文章量が多いこともさることながら、刑務所の概念が皆無でキョトン、言い回しの古めかしさでキョトン、掛け言葉などの言葉あそびでさらにキョトンでした。本人曰く、幼稚園にもあるらしいのですが(じゃあ借りなくてもよくない?)、読み聞かせするのだろうか…。登場人物たちは、どろぼうといえどどこか憎めないオトボケっぷりを発揮しているのですが、人数が結構いるので把握しきれず、まず前作を読みたくなりました。

 

内容を理解することに加えクスッと笑えるためには、この絵本は小学生向きだと思います。娘も最後まで聞いていましたが、たぶん分かってないです(笑

あとがきによると、前作を出版したときには親御さんから”子によんでやるのにいちばんよかった”との評をもらったとのこと。前作と合わせてもう少し大きくなったらぜひ読ませたい1冊になりました。

 

「どろぼうがっこう ぜんいんだつごく」

作・絵 かこ さとし