『ぼくは 100かいだての いえの てっぺんに すんでいます。』
この絵本は、書店でずっと気になっていたんです。横長の絵本はいろいろありますが、縦長の絵本って目を惹きますよね。シリーズものみたいだし、表紙からワクワク感がしてました。
そんなことをすっかり忘れていたら、たまたま図書館で見つけちゃいました。しかもなんと同じものが2冊ある!そしてどちらもボロボロだ!(笑 よっぽど人気があるんでしょうね。早速借りることにしました。
100階だての家の住人からご招待され、その頂上を目指すトチ君。その家には10フロアごとに違う動物が住んでいます。それぞれの住居スペースを横切り(縦切り?)ながら登っていきます。階段です。大人からすると気が遠くなりそうな道のりですが、実は帰りは楽に帰れることになります。説明はしませんがご安心を。
この絵本、文章自体は最初と最後にあるだけで、上っている最中はほとんどありません。住んでいる動物の説明がちょこっと。この10フロアごとの住居をのぞき見するのが、この本の見どころです。家具やインテリア、暮らしぶりなんかも、その動物らしさが詰まっていて、大人もじっくり見たくなる楽しさです。細かく描写されているので、何度見ても楽しめる絵本だと思います。ボロボロなのもうなずける…(笑
実際に娘も一度読んであげた後、何度も一人でめくりながら凝視していました。うんうん、わかるよ。実は今回はシリーズで借りたので、もう1冊も読み聞かせたら感想を書きとめたいと思います。
5歳の娘も楽しみましたが、3~4歳で文字が読めなくても楽しめますし、逆にいろいろなところに気付ける意味では小学低学年でも楽しめると思います。
「100かいだてのいえ」
いわいとしお
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