絵本ですくすく

5歳から娘と毎日お気に入りの絵本探し。絵本の感想日記。現在7歳。

【ミニトマトすくすく②】ぽぽちゃんの栽培日記

種まきからちょうど10日目、待望の芽が出ました。毎日毎日霧吹きで水をかけながら心待ちにしていた芽は、心もとない小さな芽でした。翌日にはもう一つの芽も顔を出し、2つの芽が仲良くお目見え。娘は大喜びです。やっぱり何かを育てるって素敵なことですね。意外にも自分が結構喜んでいることに驚き。すでに愛着が湧いています。

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植物の育つ力ってすごいですね。朝に発芽の頭をちょこんと見せてから、1日お日さまをたっぷり浴びただけで、双葉がそれぞれ葉を広げました。生きてるアピールをガンガン感じます。ベランダ栽培ビギナーの私にはこんなことでも大きな感動。

種まきからきっかり2週間の5/28、諦めかけていた3つ目の芽も出てきました。発芽までは5~10日とのことですが、気温が低い日が続いたことが影響したと思われます。でも種まきの推奨時期よりも遅かったんですけどね。まぁ寒地といえば寒地だからなー。もしかして深く埋めすぎた??

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説明書によると、日数的に葉が4~5枚になっているそう。え、そうなの?芽が出たばかりですが…。なので、予定ではもう間引きの時期ではあるものの、もう少し判断するのに様子を見たいと思います。せっかく発芽したので間引きするのが忍びないです。

ちなみに、赤ちゃんの頃からウチの娘はミニトマトが大好き。好き嫌いが出始めた今でも、ミニトマトだけは喜んで食べられる貴重なお野菜。2〜3歳の頃はミニトマトがおやつ替わりでした。毎日タッパー山盛りのミニトマトをパクパク。当時は『ミニトマト食べたい』が言えなくて、『”ぽぽ”食べたい』と言っていました。そこからとって”ぽぽちゃん”。これがウチのミニトマト、ぽぽちゃんの由来です。こちらも大きくすくすくと育ってほしいです。

「ジャッキーのトマトづくり」

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『だから どうか わたしの トマトを おまもりください。』

 

ミニトマトを栽培中の我が家にはうってつけの絵本だと思い、目に留まりました。そして、先日までマックのハッピーセットのおもちゃが、このくまのがっこうのクラフト工作でした。こちらも購入してちょうど楽しんだばかり。タイムリーな絵本です。くまのがっこうシリーズがたくさんある中で、初めて手に取った絵本です。

12ひきの熊のきょうだいの末っ子、ジャッキーが活躍します。上の11人はみんなお兄ちゃん!ジャッキーだけが女の子です。

お兄ちゃんに教わりながらトマトを育て始めたジャッキーは、それはそれは丹精込めて育てます。いろんなものから身を挺してトマトの苗を守ります。その一生懸命な様子がとっても健気です。 また、そんなジャッキーを守ろうとするお兄ちゃんたちにも、心が温かくなります。小さな芽を愛でたり、雨風から守ろうとしたりと慈しむ様子が、まさに今初めてトマトを育てているうちの娘の様子に重なりました。まさに食育。また、ジャッキーの愛情に応えるようにたくましく育つトマトにも、植物の強さを感じます。

内容は難しくないものの、1ページ当たりの文字が多めのお話なので、年中さん以上のほうが無理ないかもしれません。でも絵が可愛らしいので、落ち着いて聞いてられる子ならそれだけでも楽しめると思います。また、きょうだいがいる子には、上の子や下の子の目線ならではの感じ取り方ができそうです。こんなお兄ちゃんたちが欲しい…。

 

「ジャッキーのトマトづくり」

絵・あだち なみ  文・あいはら ひろゆき


 

【ミニトマトすくすく①】ぽぽちゃんの栽培日記

突然ですが、実はこの春からミニトマトの栽培に挑戦しています。

もともとは、ペットにも植物にもあんまり興味がなく、生き物に縁のない人生を送ってきました。ペットは可愛いとは思うし、お家で野菜が取れたら嬉しいけれども、世話も面倒だし、賃貸だし。今までやる気になったことはないのですが、ホーマックの棚に、dcmブランドの「らくらく栽培セット」なるものが並んでいるのを見て、ずっと心が動かされていました。土も種も容器もセットなら簡単かも…。そして麻の容器でちょっとオシャレ。しかも種類がいっぱい。ミニトマトにミニなす、ミニパプリカ、枝豆、大葉…etc.。すんごい魅力的。それでもさらに2週間くらいうだうだと迷ってました。育てているうちに虫とかきたら嫌だなぁー。とか、途中で面倒になったらどうしよう…、とか。

それでも気になったので、一念発起して購入を決断。ミニトマトに狙いを定めていざホーマックへ。ところが…

 

ない!

売り切れ!!

 

ミニトマトは残らず売り切れ。しかも、他の野菜たちもかなーり品薄に。なんで?ついこないだまでうず高く積まれていたのに!と思ったら、ポップを発見。”TVで紹介されました!”とのこと。それでか…。

確かに、全てセットになった栽培セットは初心者的には魅力的。私もその一人だし。しかもうまくいけば600円台で野菜が採れ放題。(←初心者にありがちな、夢のような収穫。)

あんなに購入を迷っていたのに、売り切れとなれば急に惜しくなるのが人の性。即その足で市内のもう1件のホーマックに向かいました。

なんとミニトマトの残りのラスト1箱をゲット!ふぅーー、セーーーーフ。

あんなに迷っていたのに、もうこの子は手放せないわ!的なテンションで会計を済ませて早速娘と植えてみました。

ちなみに、ミニトマトは売り切れですが、他の種類のセットはその後絶賛値下がりセール中です。

 

種を蒔いたのは5月14日。

指示通り土の袋に水を含ませ、麻の袋にザザ―――と入れましたが、結構山盛りで溢れんばかり。あまりの見栄えの悪さに戸惑う私たち親子。後で説明動画を見たら、土は全部使っててないし!残すんかい!いや、ちゃんと説明書にも書いてよー。種はきっちり3つしか入っていません。どれかは発芽してくれーと願いながら、パラっとあっという間に種まき完了。なんのことはない、手もほとんど汚さずに種まきを終了させました。

もしかしての発芽しないパターンも考え、芽が出たら記録をつけようと思っていました。無事にその後発芽したので、今回は記録の第1日目。

ちょこちょこと栽培の記録をつけていこうと思います。

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土モリモリの、うちのミニトマトの種たち。

「100円たんけん」

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『ものの ねうちって おもしろい。』

 

お買い物を通して、物価や金銭感覚について分かりやすく学べる絵本です。内容的にボリューミーですごく勉強になる絵本。金銭感覚に自信のない私のような大人は、きっとハッとさせられます。

コンビニで100円分のお菓子を買うところから、お金についての興味が湧く男の子。100円の価値を調べるために、100円探検に商店街へ出発します。付き合ってあげるお母さんがエライ…。

100均のお店では、物によって100円で喜んで買う人と、100円では高いと感じる人がいること。牛肉よりも豚肉の方が多く買えること。同じ100円パーキングでも、20分しか停められないところと、60分停められるところがあること。その他にも、子供の目線ならではの新しい発見がいっぱい。100円同士のものを比べてみると面白いね。そう言われてみれば、大人でも感心させられる目のつけどころ。また、絵本だからとはいえ、お店の人たちが協力してくれる、商店街ならではのあったかい雰囲気も素敵です。

正直言って年長さんには難しい内容だと思います。お小遣いを自分で使うようになるくらいの小学生向き。でも、娘は面白がって読んでいました。なんとなく分かっているようですが、完璧に理解するのにはまだ2~3年かかりそう。100円玉を握りしめてお買い物に行きたくなる絵本です。でも今は100円でどのくらいお菓子が買えるんだろう。消費税もなかったころは、駄菓子屋さんに行けば100玉ひとつでビニール袋をパンパンにするくらい買うこともできたけれど…古。今は計算も大変だろうなあ。

内容の割には読みやすい文面ですが、その文章量もたっぷりです。入学前の子には読んであげた方がいいと思います。小学生になったら手元においてあげたい絵本なので、プレゼントにも喜ばれると思います。

 

「100円たんけん」

ぶん・中川ひろた

え・岡本よしろう

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「まないたに りょうりを あげないこと」

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『い、いま!いま!いま!エビを!まないたが!』

 

シゲタサヤカさんのレストランシリーズ、まな板編です。

めっちゃ面白いです。1ページ目から引き込まれて笑ってしまいます。上記のセリフは、2ページ目のセリフ。まな板の盗み食いを目撃なんかしたら、そりゃ腰を抜かします。

このまな板の、おねだり上手で調子のいいこと。語尾伸ばし気味のセリフも、読み聞かせしていて楽しいです。ついつい感情移入して読んじゃいます。こっそり毎日料理を食べ続けたまな板がどうなるのかは、読んでみてからのお楽しみ。私は笑ってしまいました。

ウチの子だけでなく、子ども達はみんな面白いと感じる絵本だと思います。自分で読めない内容や量ではありませんが、園児であれば読み聞かせてあげた方がスムーズに理解できそうです。内容的には小学生でも十二分に楽しめると思います。

「りょうりをしてはいけないなべ」や、「コックのぼうしはしっている」も併せてぜひ読んでもらいたいです。ズルさやブラックさを含んだ内容を楽しめるので、絵本に馴染みのない子でも楽しめると思います。個人的には、この3冊セットでプレゼントなんかされたら最高。 ehondesukusuku.hatenablog.com

 

「まないたに りょうりを あげないこと」

シゲタサヤカ


 

「いま、なんさい?」

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『わたしは いま なんさい でしょうか?』

 

言葉あそびが始まった子供に読んであげたい一冊です。5歳のお誕生日を迎えたゆきちゃんが、先生たちに自分の歳をクイズにして聞きまわります。でも、先生たちがそろいもそろってボケ倒します。

”はくさい!” ”ちんげんさい!” ”あじさい!”…その他にもたくさんのダジャレめいた返答と、”ちがーう!”のやりとりを子供が楽しめる絵本です。”おならくさい!”なんて、子どもはケタケタ笑いそう。他にも答えに使える言葉を探したりしても楽しめそうです。

ウチでも幼稚園に入ってから、ダジャレなどの言葉あそびを楽しめるようになってきました。オジサンが口にすると寒々しいダジャレも、子どもが初めて口にすると、「もう言葉あそびするようになったのねー」と感動したものでした。今でも言葉あそびが大好きなので、この絵本はお気に入りの一冊になったようです。何回も読んでました。

5歳のお誕生日を迎えるお話ではありますが、セリフのやりとりがパターン化していて易しいので、もっと小さい年齢でも理解でき、韻を踏むように言葉のリズムを楽しめる絵本だと思います。

 

「いま、なんさい?」

ひがし ちから

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「ランドセルがやってきた」

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『もう、おにいさん なんだもんね。』

 

新しいピカピカのランドセルが届くお話です。まさにラン活(っていうらしいです)真っただ中の我が家にピッタリなお話。

ドラマティックなストーリーがあるわけではないのですが、ピカピカのランドセルを手にした子供の気持ちや行動がとってもリアルに描かれていて可愛らしいです。大人の私でも感じたので、きっと年長児にはもっと共感できる内容だと思います。

箱を開けて”ヘンなにおい”と感じたり、中身を入れたら”リュックサックとは違う、背中が引っ張られる感じ”がしたりするのは、子どもならではの感性ですよね。そのままお外に出たら、近所の人にたくさんホメられちゃったりして、子ども心をくすぐります。実際にランドセルを選ぶことや、小学校生活が楽しみになる絵本だと思います。おまけに、お辞儀でランドセルの中身をぶちまけるお約束つき。まさに年長さんに読んであげたい1冊です。

我が家は今週末にランドセルを選びにお店に行く予定です。今は赤と黒だけじゃないですもんね。親の方が迷ってしまいそうです。1回で決められるかしら。6年間使う、小学校準備の第一歩のランドセル。なんだか感慨深いですが、選ぶことから親子で楽しみたいと思います。

 

「ランドセルがやってきた」

文 中川ひろた

絵 村上康成

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